ライオンのようなふわふわとした見た目で、ローリング歩行という特徴的な歩き方をするペチャっとしたお顔が人気のペキニーズ。独特な魅力をもつペキニーズのこと、もっと知りたい！そんな方に、ペキニーズの特徴やお世話のポイントなどをご紹介いたします。
中国の歴代王朝の宮廷で門外不出とされ、愛玩犬として飼育されていたペキニーズ。阿片戦争のとき、イギリス軍が紫禁城で見つけた5頭のペキニーズを持ち帰り、その内の1頭を犬好きだったビクトリア女王へ献上したことをきっかけに、イギリス貴族たちに広がっていきました。イギリスにおいてもペキニーズは宮廷や貴族だけに飼育されておりましたが、1893年にドッグショーに出陳され、一般にも広まり人気犬種になりました。
原産国である中国では絶滅してしまったが、原産国以外で分布を広げられた珍しい犬です。今でも世界中で愛されており、日本でも人気のある犬種です。
鼻の低さが特徴的で、ライオンのようなふわふわな毛を持つペキニーズは、被毛は真っ直ぐで長く、ダブルコートで特にアンダーコートが分厚く換毛期は大量な抜け毛が発生するため、こまめなブラッシングが必要です。また、様々なカットを楽しめる犬種でもあるので、定期的なトリミングをするのがおすすめです。豊かな被毛は熱がこもりやすく、短頭種は熱を逃がすことが苦手なため、熱中症にはとても注意が必要です。理想体重はオス5kg、メス5.5kgを越えないとされておりますが、個体差はあります。BCS(ボディコンディションスコア)等で評価し、健康を維持してあげましょう。
猫のような犬と言われることが多く、性格はマイペースでプライドも高いです。頑固な一面もあり、イライラすると歯をむいて威嚇してくることもあります。愛玩犬ですが、抱っこをあまり好まず、ほかの犬種に比べると飼う難しさがあると言えます。ですが、飼い主に忠実な犬種であり、飼い主と信頼関係を築ければ、従順で愛情深さを見せてくれる犬種です。お世話好きな方にはとてもおすすめの犬種です。
・皮膚・被毛のトラブル
豊かなダブルコートは毛玉ができやすく、お顔のしわには皮脂や涙がたまりやすいため、日々のブラッシングや顔回りを清潔に保ってあげることが大切です。また、可愛い垂れ耳は外耳炎になりやすい傾向があります。外耳炎は特有の臭いもします。耳から独特な臭いがしたり、異常に耳を掻いたり、頭を振ったりしたら外耳炎の可能もあります。かゆみはストレスの原因にもなります。気になるようでしたら、早めに動物病院に診てもらいましょう。
・目のトラブル
大きな目が可愛いですが、目にゴミが入りやすく涙目や涙やけを起こしやすいです。また、鼻が短いこともあり、大きな目は傷つけることが多く、外傷から目のトラブルが起こりやすいです。目のトラブルは放っておくと、最悪目が見えなくなることもあります。外傷からくるトラブルは予防できます。目を傷つける原因になりそうなものは排除し、生活してください。目をつぶっていたり、目をこすったり、充血など異変を感じたらすぐに動物病院で診てもらいましょう。
・関節のトラブル
足が短く、胴が長い犬種のため、足腰が弱く関節のトラブルは注意しましょう。生活スペースは滑りにくくし、ジャンプなど腰に負担のかかる遊びは避けましょう。また長時間の運動はあまり得意ではない犬種のため太りやすくもあります。体重が増えすぎると関節に負担がかかります。体重管理もとても必要です。毎日の散歩や軽めの運動等無理のない範囲で運動させるのも大切です。
その他にも短頭種の構造上起こる呼吸に関する病気や、熱がこもりやすいため暑さに弱く熱中症など命にかかわる病気にも気をつけましょう。日ごろから涼しい環境を保つなど対策をしましょう。日常から予防できることもありますが、外から見えない部分はわかりません。成犬のときから定期的な検査に行けると早期発見になります。成犬期は年に1回、シニア期は年に2回をおすすめします。
UniqueOne(ユニークワン)では、犬の「遺伝子検査」をもとに犬種別の「ケアポイント」を栄養学的にサポート。
誇り高く優雅でとペチャッとした笑顔が魅力のペキニーズの気になるケアポイント3つは「皮膚・被毛ケア」、「目の健康サポート」、「関節・筋肉ケア」！！
短い足と長くて豊かな毛を持ち合わせたペキニーズの健康をサポート
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